1. ホーム
  2. フケ症のさまざまな原因
  3. 頭皮の構造と新陳代謝

頭皮の構造と新陳代謝

フケは頭皮の表面が剥がれ落ちたものですから、
まず頭皮の構造について、よく知っておく必要があります。

普段は真正面から見ることのない頭皮ですが、
その構造や役割は、手や足の皮膚とまったく同じです。

皮膚は常に新陳代謝によって、
古い組織から新しい組織へと入れ替わっており、
これがフケの発生原因と深く関連しています。

フケは古くなった表皮

健全な人でも頭皮からは常にフケが剥がれ落ちていますが、
フケ症の人は、その量が普通の人よりもずっと多くなります。
このフケ症は何が原因で起こるのか、その原理を説明したいと思います。

私たちの体の表面は皮膚で覆われており、頭皮も例外ではありません。
フケは頭皮の表面の組織が新陳代謝によって剥がれ落ちたものです。

皮膚は体の表面側から順に、表皮、真皮、皮下組織という構造になっており、
この中の表皮はさらに、角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4段構造になっています。
難しい言葉がたくさん出てきてしまいましたが、
簡単に言えば、基底層で作られた皮膚の細胞が角質層に押し上げられ、
新しい表皮が生成される
ということです。

新しい表皮が角質層に上がってくれば、それまであった古い表皮は剥がれ落ちます。
これが頭皮の場合はフケとなるのです。

よって、フケそのものは、至って正常な生理機能によって生じるものです。
フケが剥がれ落ちなかったら、私たちの皮膚はずっと古いままで、
体を刺激から守れなくなってしまいます。

大量のフケが出るのは問題

しかし、フケが新陳代謝によって生じるものといっても、
その量があまりにも多い場合は、健全な状態とは言えません。

同じことが頭皮以外の皮膚で起こった場合のことを考えてみて下さい。

体中の皮膚が、ちょっと擦っただけで簡単に剥がれ落ちてしまう――
これでは体中が痛くてたまらないはずです。

フケ症は、頭皮の新陳代謝に狂いが生じている状態なのです。

乾癬などの病気では、皮膚の新陳代謝がものすごいスピードになり、
体の表面から大量の角質が剥がれ落ちて、激しいかゆみを伴うようになります。

フケ症は乾癬とは違う病気ですが、皮膚の新陳代謝が早まっていること、
そしてかゆみが起こるという点では同じです。

フケ症の場合、頭皮の新陳代謝が早まる原因として有力なのは、
癜風菌の繁殖であると言われています。